リフォーム知恵袋
リフォーム費用を見極めるコツ
我が家もそろそろリフォームをしようと思った時、まず気になるのが費用のことです。
しかしリフォームは一つ一つが内容の異なるオーダーメイドのため、適正価格がわかりにくいのが難点です。
まずは料金の仕組みを知り、納得のいくリフォームを実現しましょう。
① 料金の内訳を知ること
リフォーム会社から見積もりをとったのはいいけれど、高いのか安いのか適正料金がわからないという人は多いかと思われます。
なぜならば、リフォーム費用は場所や工事内容、部材、家の状態などによって変わる部分が多々あり、キッチンならいくら?リビングならいくら?と一概に言えないからです。
そこで知っておきたいのがリフォーム料金の仕組みです。
見積もりを見た時に戸惑わなくてすむように、おおよその内訳を知っておくことが重要です。
リフォーム料金は、大きく二つに分けられます。
① 工事費
設備・部材費、職人の工費
単価×数量、日当×人数で計算されます。
② 工事以外の人件費、保険料、営業利益などの諸経費
以上を合算に消費税を足したものが見積もり金額(総工費)となります。
② 適正価格の判断基準は
見積もりの適正価格は、どう判断すればよいか?
まず複数社の見積もりを比較検討して初めて判断基準が見えてくると言うことです。
ポイントは次の3つが挙げられます。
① 設備・部材のメーカー品番と価格、数量
例えば同じメーカーのキッチンでも、グレードや部材の数が違えば価格も異なります。
② 職人の工賃
高すぎるのも避けたいが、あまりにも安いと未熟な職人を使っている可能性があるので注意が必要です。
③ 別途工事
見積金額に含まれていないと一見安く見えますが、後で追加料金がかかることがあります。
以上のことから、総工費に内訳が書かれている見積書をみて検討しましょう。
④追加工事について
リフォームにはパック料金をうたう会社もあります。
低料金でわかりやすいのが魅力ですが、家の状態やオプションによっては追加料金が発生することも考えられます。
あらかじめ条件を確認して、想定以上の価格にならないように注意しましょう。
リフォームでは、現状の設備を解体して初めてわかることもあります。
思わぬ追加工事が発生した時に備えて、予算には1、2割程度の余裕を持たせることが大切です。
リフォームQ&A
高い見積もりと安い見積もり、どちらを選ぶといいの?
高すぎるのも考えようですが、反対に安すぎるのも大丈夫と心配になります。
見積もりも簡単には安く出来ないはずです。適正価格はしっかり見極めて選択しましょう。
設備の価格は、会社によってなぜ違うの?
設備は、会社によって仕入れの価格が違うため、当然割引率の差がでます。安く抑えたい場合、旧モデルなどがあるか聞いてみる方法もあります。
値段交渉はしていいの?
無理な値引きをして適正価格を下回ると、粗悪品や未熟な職人を使う手抜き工事になるなどして、不本意な結果になる可能性もあります。値引き交渉もほどほどに。
リフォーム費用相場
部位 | 中心価格帯 | 目安 | |
水回り | キッチン | 100万~150万 | 50万~200万 |
風呂 | 50万~100万 | 50万~150万 | |
トイレ | ~50万 | ~50万 | |
洗面 | ~50万 | ~50万 | |
居室 | リビング | 100万~150万 | ~200万 |
外回り | 外壁 | 100万~150万 | 50万~150万 |
屋根 | 50万~100万 | ~100万 | |
その他 | 二世帯 | 200万~300万 | 100万~400万 |
バリアフリー | 100万~200万 | ~200万 |