「空き家 買い取り業者の相場について知ろう」
近年空き家が増えています。
特に地方都市では人口が都会に流出しているためそれまで住んでいた家を継ぐものがおらず、家の持ち主とその配偶者が死ぬと空き家になってしまうのです。
当然、その家は相続されその子供のだれかが所有することになりますが、その子供たちはすでに都会に出て行ってしまい自分たちの住宅をそれぞれ持っている場合にはいくら相続したとはいえ、そこに誰も住まないことが多く、空き家になっているのです。
実は、2010年以降にはこうした空き家が住宅全体で10パーセントほどあるのです。
もちろん地方へ行くほどそのパーセンテージは上がってきます。
これらの空き家は固定資産税がかかりますが、従来は空き家も住宅として扱われていたため更地の6分の1の固定資産税を年間に支払っていればよかったのです。
ところが、2015年5月に空き家対策特別措置法が施行されました。
この法律をわかりやすく言えば、空き家の中でも管理がしっかりとできていない空き家は固定資産税を増額すると言うものです。
その趣旨は、空き家を減らすことにあります。
そのため、田舎にある相続したけども数年人が住んでいない住宅を所有するだけで損するわけです。かといって更地にしても6倍の固定資産税がかかってしまいます。
そこで、空き家を売ることが先決になります。
空き家は空き家 買い取り専門の業者がありますので、そこに相談することで解決をします。
売却をする場合、多くの人は果たして空き家がどれほどの価値があるのかがわからないのではないでしょうか。
そこで、空き家の相場を知っておきましょう。
空き家の相場といっても築年数や土地の広さ、床面積、立地などを総合的に考慮して決められます。
そのため、どのくらいの相場になるかは実際に見積もりをしてみないとわからないのです。
空き家と言っても様々な築年数がありますが、築30年を超えるとほとんど建物の評価額は0円に近くなります。
ほぼ土地代だけが評価されていると考えておけばその周辺の路線価を見ることで相場がわかってきます。
もし、築年数が10年以内の建物の場合には購入した時の金額の半分ぐらいのお金にはなります。
ただし、あまりにも手入れしておらず荒れ放題の場合には細かいところを検査したときに問題が発生している可能性があります。
特に耐震性については基準が厳しいですので、できるだけ高く売りたいのであればしっかりとした管理を普段からしておく必要があります。