「空き家 処分 買取 相談なら」
空き家を整理しようにも様々な理由から踏み切れない所有者もいます。
放置が続けば犯罪の温床になるリスクが高まります。
空き巣や放火、犯罪を増やさないためにも所有者を支援する取り組みが求められています。
空き家状態だった実家をしばらくぶりに訪れるとカギが壊されていて、鏡台やタンスなどの引き出しの中身が散乱し、足の踏み場もなく、ネックレスを収める箱が空のまま転がっていた。
こんな空き家を狙った空き巣被害がとどまらないのです。
親が苦労して買った住まい。親がいるうちは壊したくないと思う気持ちとは裏腹に維持すする中での苦労も多いと思われます。
近隣に迷惑をかけないよう、庭木の枝切りや、家の風通しなども時々来て行わなければなりません。
中には、学校や病院に近く、家の前の道路は車の往来が激しく、隣近所の結びつきも強い。
それなのに空き巣に入られることも多いのです。
被害によっては、誰かに住みつかれたり、火を付けられたりしないか、という不安もつきません。
防犯対策に詳しい方によると「人口減で空き家は増える。」空き家対策は治安維持の点からも重要と言っています。
ただ、空き家だと何が盗まれたか、はっきりしないこともあり、空き家を巡る犯罪は統計上、隠れたままの案数で、実態把握が難しいと懸念を示しています。
実際、被害は空き巣にとどまらないのです。
大麻栽培や危険ドラッグの製造、放火や死体遺棄の現場になったケースもあります。
最近は、住宅の空き部屋などに観光客らを有料で泊める「民泊」の動きも広がりつつあります。
国はテロ行為への悪用防止を含め、民泊を安全に進めるルールづくりを急いでいます。
近隣に迷惑がられる空き家ですが、所有者の悩みは思った以上に深いのです。
自らが高齢だったり、空き家が遠方にあったりして、頻繁に訪れようにも体力面や経済的な負担が大きく、管理が難しくなる場合も多いからです。
そこで、NPO法人「空家・空地管理センター」が初期費用3800円、月々100円を払えば、スタッフが月1回訪れ、家の外から点検するサービスなどを始めています。
現在埼玉県所沢市を中心に全国で約50軒の管理を依頼されています。
空き家になっている理由は様々ですが、「思い出が詰まった実家を手放したくない」など、売却や解体に罪悪感を抱いたり、兄弟で意見がまとまらなかったりして、放置されたままになってしまうケースも目立ちます。
空き家の管理や処分をどうすべきか、相談先するわからない所有者は多いかと思います。
空き家の所有者をただ責めるのでは空き家問題は解決しません。
相談窓口や管理の代行など、所有者を支援する仕組みを充実させることが必要です。
◆空き家を放置している理由
・処分や活用方法に悩んでいる 43.1%
・売却や貸し出しはできないと思って諦めている 30.2%
・思い出が残っており手放したくない 18.2%
・売却や賃貸で収入を得る必要がない 12.0%
・売却などに家族の合意が得られない 7.6%
・売却などに対し世間体が気になる 3.1%