「空き家の処分にお困りの方」
質問1:身内のトラブルもあり、実家の処分を考えています。 私は他県へ嫁ぎ、父も近所に越してきました。
そのため実家は空き家状態です。 私は、一人っ子で、受け継ぐ者もいません。
現在住んでいるところが離れているので、メンテナンスも出来ません。
ちなみに実家は本家ではありません。父のマイホームです。
売りに出そうかと思っていたのですが、父が突然、叔母に住んでもらおうかと言い始め困っています。
今叔母(父の妹)は未婚で、都心で賃貸暮らしですが、病を抱えているため思うように働けず生活するのが大変みたいです。
そういったことで父は、うちの実家で暮らす案を出したらしいです。 叔母とは面識もほとんどないので、わかりません。
身内なので確かに父の気持ちも分かります。でも、うちの実家は電車もない車がないと不便な田舎です。
父は、とりあえず一緒に住むつもりはなく、叔母には家だけを提供して、もし亡くなった時や出て行くようなことになれば、家の名義や財産は娘の私にいくように手配すると言っています。
父も高齢です。しかも叔母とはほとんど面識ありません。
娘の私からすれば迷惑な話です。私はもちろん反対しています。 私としては、家の処分を早く行ってすっきりしたいです。
家はまだそう古くないのでそれなりの価格になるのではないかと思います。
私にも自分の生活があるので早く面倒なことは片付けたいです。 父を説得するしかないのですが、頑固で困っています。
主人から一度話ししてもらおうかと思っています。
私の案としては、実家を売却し、資金がどうしても必要なら、売却したお金で施設などの金銭的な手助けをしてあげたらと思っています。
もしくは、父の兄弟たちでお金を出し合って、暮らしの手助けしたらと、父に告げたのですが、聞く耳もたずです。 どうすればいいでしょうか?
回答1:大変なことではありますが、円満解決が望ましいことです。
現在実家を所有している名義が父親ならば、あなたが自分の意見を言うのは自由ではあっても、最終的には父親自身が決めることになります。
ですから、あなた個人がいかに不服であっても、父親がこういう風に決めたから、といってくれば、あなたはそれを受け入れるしかありません。
貸す場合、お父様には地価相当の家賃を頂かないと、贈与税に接触する可能性が考えられます。
また家賃を格安にしたとしても、お父様には家賃収入が発生しますので税の申告が必要になります。
家屋の固定資産税の支払いは、家賃収入から可能になると思います。
叔母様にもし家をあげる場合は所有権が移りますから、贈与税を支払い、家屋をもらうことができます。
不動産を所有すると固定資産税の支払いが発生します。
その後は権利が叔母様の所有になりますので、子供さんがおられない未婚者ですから、その家屋の相続はお父様を始めとする存命の兄妹になります。
あなたに戻ることはすんなり行かないことになります。
居住されていない家屋については、お父様亡き後に相続税が発生するので、 処分されるなら生前にご自身の意志で処分されておかれるのが良いと思います。
批判や避難をせずに、司法書士さんや税理士さんに相談をしたりしてアドバイスを受けたら良いと思います。
質問2:空き家の処分について 両親が亡くなり、住んでいた実家が空き家になりました。もう誰も住む予定がないので処分したいと考えています。
家は同じ土地に2軒(木造:昭和56年、鉄骨:平成8年築)あり、2軒の家、土地とも私が相続しました。(登記済)
1)このままだと空き家になり、私がずっと固定資産税を支払うことになりますので、建ててからの年数によっては、減免措置ありますか?
2)家を処分したいので、不動産会社に売却や買い取り相談することになると具体的にはどういった内容で話しは進むのでしょうか?
よく新聞の折込広告やインターネットに掲載して買い手が見つかるように手配してくれると思いますが、もし買い手が見つからなかったら処分できないということなのですか。
これからずっと固定資産税がかかるという負担をなくしたいため、売却を希望しています。
もちろん売却できればそれに越したことはありませんが、とにかく無償でもいいから登記を他人名義にして、処分したいと思っています。
例えば、登記を不動産会社の名義にする買取といった交渉もあるのでしょうか?
万が一他人に売却できなければ、不動産会社に買い取ってもらうことができるのでしょうか?
家、土地の状態等によってケースバイケースだと思いますが、不動産会社と基本的な知識を持って交渉したいと思いますのでよろしくお願いします。
回答2:不動産屋さんは自らの買取りをあまり行っていません。
媒介契約をして仲介販売になります。
売れるかどうかは、不動産物件と価格次第です 価格を市場価格より安く設定すれば売れる確率は高くなります。
どちらにしても売れなければ所有者である以上、あなたに固定資産税の支払い義務があります。
不動産の売却は、成約するまでは、早い時もあれば遅い時もあります。
当然売れない時は、価格を下げないと売れません。
「高価買取り」・「買取専門」などとうたっている新聞の折込チラシやインターネットで日常で多く見かけられますが、基本的にはすべて、「売主発掘」するための手法と言っても過言ではありません。
「売買仲介」専門の業者さんにしてみれば、「売主発掘」が、最優先の営業目的になります。
従って、その背景を踏まえれば、どの業者さんであろうと、試しに相談と言うことでも問題ないです。
要は、「なるべく高く」買ってくれる買主が、一人(1社)出れば大成功になるのです。
基本的には価格の目安はなく、高く買ってくれる基準の金額ですので、最初に本当に買うと言う買主が出たら、その買主と話を進めるのが最良です。
先ずそこで、あなたがすべきことは、最寄りの不動産業者(不動産屋)さんへ相談に行き、売却するにあたっての相場金額を教えてもらうことです。
もし本当に「低価格」、「正常な物件」などの物件であれば、業者自体が買うかも知れません。
広告宣伝する多くの不動産業者さんの基本的な目的は、「売買仲介」をして手数料を得るためのものです。
再建築可能な物件であれば、買い取りする場合もあります。
しかし、法令上の問題や、心理的瑕疵がある場合、買い取りできないことがあります。
質問3:空き家の処分についての相談です。 18年前に亡くなった祖父名義の不動産を売却したいのですが、手順がわかりません。
大阪市で100坪の土地に築40年の70坪の家と結構しっかりした造りの納屋が建っていますが、不動産屋さんにまずは相談すればよいのでしょうか?
仲介業者が仲介に入らない分、ご近所に買っていただけるとしたら、双方にメリットがありますか?
家の中は、家具や家電をはじめ食器布団などの家財道具はそのままです。
家を解体する際にいらないものばかりなので一緒に処分できればいいのですが、費用がそのぶん割り増しになったりするなら、あらかじめ家の中を空にしておいたほうがよいのでしょうか?
回答3:売却したいのであれば、大阪市の物件の基準地価はインターネットで公開されていますから、物件の住所地から検索してみてください。
基準地価がわかれば、不動産屋に相談された方がいいと思います。
なぜ基準地価かというと、ほとんど家屋には価値がないため、売るなら「古家付き土地」として売ることが一般的だからです。
また、ご近所に売却する場合、不動産屋への仲介手数料は節約でき値段交渉もスムーズかと思いますが、瑕疵担保責任や付帯条件で双方トラブルになる可能性もあります。
双方に後腐れない取引を望まれるなら間に業者は入れるべきと思います。
まずは、相続登記が必要です。
亡くなった祖父が売買契約できません。
相続人全員の合意により、登記名義人になる人が不動産業者に買取や仲介を依頼すればよいです。
不動産の知識もなく、できれば個人間で売買などしない方がよいと思います。
近所に欲しい人がいるなら、17年もほっときません。
古家に関しては、家財道具等が一緒でも別でも、動産処分費用はかかります。
そういったことも含めて解体業者に解体見積もりを依頼します。
大きな農家の動産処分で50万かかったことがありました。事前にリサイクルショップ等に少しでも引き取ってもらった方がよいです。
家財道具は売ることができるものがあるなら、リサイクル業者に出張見積りしてもらうのも一つの方法です。売れれば搬出してもらえます。
空き家の処分にお困りの方